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就職活動を頑張っているのですが、
正直、自分自身、“やりたいこと”が分かりません。
米・カリフォルニア州 Oさん

まずは“やりたくないこと”から考えればよい。

「将来何をやりたいのか自分自身わからない」ということですが、そもそもそれの何が問題なのでしょう?私自身だってこれから何をしたいのかということはよくわかっていませんし、私の周囲にもわかっている人はそれほどいません。自分が将来何をしたいのか明確な人はどのくらいいるのでしょう?

私自身は自分の過去を振り返ってみても、自分が将来何をしたいのか明確だった覚えはありません。大学進学の際も、例えばミクロ経済を学びたい、 統計学を学びたいと明確な理由があって経済学部を志望したわけではありません。なんとなく人気のありそうな大学だし、経済学部なら就職もいろいろあるかなくらいの理由です。 アクセンチュアで戦略コンサルタントのキャリアをスタートさせた際も、戦略コンサルタントになりたいと強く考えていたわけではなく、 大学院時代の夏にたまたまアクセンチュアの最終募集を知り、チャレンジしただけです。

だから、私自身は「将来何をしたいのか自分自身わからない」というのは、当たり前の姿であり、全く問題には見えないのです。 しかし、私は「将来何をしたくないのか」は常に明確にしていました。 例えば、就職する際には、
1、 日本の暑い夏にネクタイをしてスーツを着たくない
2、 東京の満員電車に揺られて通勤したくない
3、 誰かに仕事を振られてやりたくない。自分のやりたい仕事しかしたくない
ということです。

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私はコンサルタント1年生の頃から会社の中でネクタイもせず、アメリカン・バイクで通勤し、マネージャーの言うことを聞かず、自分の好きな仕事しかしませんでした。 今ではクールビズの影響やIT企業の台頭もあり、ノーネクタイは違和感がありませんが、当時は結構「この人なに?」という感じだったのです。当然最初は仕事もできず、 社内での風当たりが相当強かったのですが、その後、プロジェクトを成功させ会社に多くの売上をもたらし、 利益を創出するようになるにつれて何も言われなくなりました。 結果的にではありますが、実力主義の外資系コンサルティング会社は、上記のやりたくないことを「結果を出す限り」しなくてすむ環境でした。 だから私の職業選択は意外に正解だったといえるかもしれません。

「やりたいことが何なのか」は、なかなかわからないものですが、「やりたくないことが何なのか」は結構すぐに出てくるものです。そこで、まずやりたくないことをどんどん書き出してみてください。その上で、そのやりたくないことをやらないためには、どうすればよいのかを考えてみると、次第に将来の道が見えてきます。 もちろん、どうしてもやりたくないことをやらないために、ちょっとやりたくないことをやらざるを得ないという状況に陥る可能性もあります。私も、自分が自由でいるために結果を出さなければならない。結果を出すためには、「ちょっとだけやりたくない仕事」もやらなければならない。でも、それで自由でいられる。と考え、やりたくないことの優先順位をつけて、納得して「ちょっとだけやりたくない仕事」を頑張ったこともありました。

やりたいことがわからないから立ち止まったままというのでは、何も生み出すことができません。やりたくないことを明らかにし、それをしなくてもすむように一歩でも前進 していくことが重要です。