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外資系に向いている人・向いていない人
【西垣皓司氏 プロフィール】
2 社の外資系企業を立ち上げ、 30 年以上の経験があり、実際に採用活動も行ってきました。 現在は総合 IT 技術・人材サービス、パティーテック株式会社の社長を務めています。
外資系企業人事プロに聞いてみました!
外資系人事コンサルティングのプロが語る外資系に向く人・向かない人とは ?
2社の外資系企業の立ち上げを始めとして、 30年以上の外資系企業での経験を持つパティーテック株式会社社長の西垣皓司氏に外資系企業への就職について、気になるポイントを聞いてみました。
私は外資系企業、日系企業という定義付けがなされる時代は終わるのではないかと考えています。日系企業の終身雇用など、 一般的に言われるような日系、外資系の違いはまだありますが、グローバル化が進む昨今ではその違いは徐々になくなってきているように思います。「 日本だったらこのようにする 」 、「 日本流ではこうだ 」 と口にする方がいますが、このような感覚は通用しなくなってくると思います。これは日本に限らず、全世界的に言えることではないでしょうか。
外資系、日系という分け方で就職先を探すのではなく、将来「 何をしたいのか 」を第一に考えるべきだと思います。例えば英語が話せる方でも、英語を使って 「 何をしたいのか 」を考え、その目標を達成できそうな企業、事業内容から選ぶことをお勧めします。また企業の将来性、ビジョンなども見た上で、しっかりとした会社を選ぶことも大切です。
そうです。また、勉強家であることも大切だと思います。特に外資系企業では入社後に法律の勉強が必要となってくると思います。日系企業では曖昧な部分はそのままにしてしまう会社もありますが、外資系企業では何においても明確にします。法律のもとで行動するということは判断基準がしっかりとしているため、物事がフェアな状況になります。学生のうちから学部に関係なく、法律に興味を持っていて欲しいですね。
もちろん身に付けているに越したことはありません。しかし今英語があまり得意でないからといって外資系企業を選択から外さないでください。 「入社後でも自ら勉強して覚えていく ! 」といった高い意識を持った人物が望まれています。外資系企業では、英語力を始め様々なスキルが求められますが、入社後すぐに必要なわけではなく、キャリアアップしていくごとに必要になっていきます。
一概には言い切れませんが、私はそうですね。意識が高く、前向きな人と一緒にいるほうが、社内にとってプラスになってきますよね。ただし、入社後に覚えるべきことはたくさんありますので、学生のうちから色々な勉強をして準備しておかれたほうが良いと思います。
そうですね。英語力も身につきますが、何よりもその国のカルチャーを体験し、学ぶことができます。私は新卒で外資系企業に勤務し、アメリカに配属されたのですが、最も苦労したのがカルチャーの違いでした。柔軟性のある若い頃でないと対応は難しかったと思います。在学中に留学された方でもビジネス面のカルチャーの違いまで学ぶことは難しいので、ショックを受ける方もいるかもしれませんね。
心配しなくても大丈夫ですよ。外資系企業では、まず 「 この会社で何をしたいのか 」「 大学で何をしてきたか 」「 今どんな能力があるのか 」「所属はどこにすべきか 」 といった点に留意し、社員一人一人の教育プログラムを組みます。例えば 2 年後、5 年後、10 年後の目標といった感じでしょうか。
日系企業では所属が決められ、その部署内で上司に育てられる傾向があるため上司によって育ち方が決まってしまう面があります。一個人というより会社の一部として教育されているように思います。例えば、その企業が吸収されその部署がなくなったりした場合は個人が育っていないと対応が難しいのではないでしょうか。
確かに入社後に初めて分かってくることがたくさんあります。外資系企業の仕事は、営業を始めとした表舞台に立つ側と、マネージメントといった裏方で支える側との二つに大きく分けられます。表舞台に立てるのはエネルギッシュな行動力がある若いうちだけですので、自分がどちらに向いているのかは早めに判断されたほうが良いかもしれません。外国はトップ営業マンのようなスターを育てるのが上手です。しかし若い頃に裏方を経験し、それから表舞台に立つパターンは考えられませんね。
サークルやゼミなどで様々な人とコミュニケーションをとってほしいですね。結果だけを残せば良いといったドライな印象を持つ方が多いようですが、外資系企業では日系企業以上に、人と人との繋がりが大切になってきます。自宅でのパーティーで家族ぐるみの付き合いを持つなど、外国人は横社会の強い繋がりを大切にしています。信頼関係も生まれますし、他人が何をやっているか、世の中では何が起きているかなどを知ることが出来ます。日系企業以上に情報収集が難しい面がありますので、情報収集が出来る場をたくさん持つことを心掛けましょう。
グローバル化の影響により、外資系企業と日系企業との体質の違いは徐々になくなってきています。カルチャーの違いに柔軟に対応できるよう若いうちに外資系に勤めてみてはどうでしょうか。日本人が持つ純粋さ素直さはチームプレイには欠かせませんが、その資質を持ちながらも自己主張がしっかりとでき、やりたいことが明確な方が外資系企業に向いていると思います。高い志を持って是非外資系企業にチャレンジしてください。


