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No.4 就活仲間、就活の先輩があまりいない悩み
今年の夏、日本に一時帰国して就活をするまで、 私の就活仲間は一人でした。 そして就活を経験した先輩的立場の人は、私の大学には一人もいませんでした。
就活について聞く人がいない。
就活仲間がいない。
海外の大学で学ぶ日本人は多くなってきたとはいえ、多くの海外大学生が持っている悩みだと思います。
就活は個人でするものだし、別に就活仲間なんていなくても関係ないじゃないか。と思う方もいるかもしれません。
私は、日本に一時帰国して、日本の大学生を見ていて、就活仲間がいるかいないかは大きく就活に影響すると思いました。
就活仲間、先輩がいない事で単に心細いなどの理由もありますが大きくわけて2つです。
① 今、何をすればいいかわからない。
② モチベーションが上がらない。
① 今、何をすればいいかわからない
卒業まで一年半くらいになった時、そろそろ日本の大学生は就活を始めだします。そんな事を聞いて、そろそろ自分も将来の事を考えなきゃいけなくなってきたという事は感じると思います。だけど、いざ、就活を始めよう!なんて思っても、
その前に、そもそも就活って何すればいいの!?
から始まると思います。今の時代インターネットで情報が入る時代ですので、 「就活」と検索すればさまざまなサイトが出てくると思います。自己分折、エントリーシ-ト、面接練習・・・就活の準備的な事は色々と書かれていますが、私もそうだったのですが、それらを読んでも本当にこんな事みんな、しているの?と思ってしまうのです。 私は、まだ恵まれていて、留学サポート会社の方がわざわざ就活セミナーなどをしてくれ、今の時期はコレから始めなさいなどと言ってくれたにも関らず、本当に今こんな事をしなくてはいけないのか?ちょっと大げさに言っているのではないか?などと疑ってしまうのです。
そして海外の大学は就活の事など関係なく、毎日宿題やテスト、プロジェクトに追われています。そんな中で、周りに就活をしている人もおらず、今就活生として、何をしてないと困る事になるかなどの危機感が全くわかないので、就活をいつのまにか後回しにしてしまい、気付いた時には日本の大学生と就活に関して大きな差ができてしまうのです。
②モチベーションが上がらない
私もそうだったのですが、海外大学生は自分を過大評価しすぎる傾向があります。
海外大学生は、異国の地で、勉強はもちろんの事、文化の違いなど、様々な困難を乗り越えてきています。日本の大学のシステムを見ていて、楽をしすぎだと思ってしまうので、日本の大学生よりも絶対自分は困難を乗り越えてきて、色んな事を身につけてきたという自信があります。日本語以外の言語も身につけたし、日本の大学生には経験できないであろう様々なエピソ-ドを持っています。グローバルな社会になりつつある日本で、自分の経験や能力は必ず必要とされると思ってしまいます。
ただ、それだけでは就活は上手くいかないのです。
海外の大学での優秀な成績、語学力を表すTOEICの点数、様々なエピソ-ドなどを持っていても、自分の思いや目標、これまでの経験から学んだ事を相手に上手く伝える事ができなければ意味がないのです。
私は、多くの会社にエントリーシートの段階で落とされました。ネタになるエピソードは山のようにあったし、全てに本気で取り組んできたのでその経験から学んだ事はたくさんありました。しかし、落ちるのです。どうして、こんなに色んな事を経験して頑張ってきたのに、それを認めてくれないのだろう?とずっと疑問に思ってきました。有名な大学じゃないとダメなのかとか、企業の見る目がないんじゃないかなど、自分以外の事のせいにしたりしていました。
しかし、日本に一時帰国した時、日本の大学生にエントリーシートを見せてもらう事が何回かあったのですが、その時ハッキリわかりました。私のエントリーシートは落ちるはずだと。エピソードの内容や苦労した経験の度合いから言ったら客観的に見ても私の方が上です。ただ、日本の学生は伝え方が上手いのです。小さなエピソードかもしれないけれど、心に響き、そしてこの子と一緒に働きたいと思う伝え方なのです。日本の大学生に聞いてみると一枚のエントリーシートを平均10人くらいには見てもらっています。友達、先輩、教授、OBの方など色んな人に見てもらって、よりよい伝え方を研究しています。そして色んな子のエントリーシートも見ています。面接練習もグループディスカッションの練習も就活仲間や先輩などとかなりの数をこなしています。その中で、自分の未熟さに気付いたり、周りに指摘してもらったり、周りの出来る子から刺激を受けたりしてモチベーションをあげていっているのです。
海外大学生にはそういう環境があまりありません。なので、今の自分のままで大丈夫なはずなのに、と思ったまま過ごしてしまいがちになってしまうのです。
これら二つの海外大学生の不利な点をすこしでもカバーするために、 私がしてきた事や、もっとすればよかった事をまとめると、とにかく就活について知っている人の話を聞こう、助けを求めようという事です。
大学に日本人がいなくても、日本には日本の就活を経験した人はたくさんいます。友達、教授、先輩、あまり交流がない人でもいいです。とにかく何をしたらいいかわからない時、相談がある時、エントリーシートの添削をしてもらいたい時、自分から相手とコンタクトを取ってみる事をすすめます。海外にいようと、インターネットが今の時代にはあります。私の場合、友達に話を聞くのはもちろん、就活生のブログなども数多く見てモチベーションをあげたり、日本に一時帰国してからはSNSの就活コミュニティーで知りあった方に添削をしてもらったりしました(もっと早く自分のエントリーシートを誰かに見てもらうという事をしておけばよかったと思います)。
多くの人が言う事ですが、就活を終えて一番思ったのが、たくさんの人に助けられたという事です。今度は私が、今就活中の人の力になりたいという思いから、この連載の機会も頂いていますし、後輩などの相談にも乗っています。きっと助けを求めれば快く引き受けてくれる人がほとんどだと思います。自分から動いてみてください。直接会っては難しいかもしれませんが、それでもきっと一人でするよりも何十倍の気付きがあるでしょう。



