トップ > 社会人の先輩日記 > メジャーリーグ球団で働いています! > No.01 メジャーリーグで仕事をゲット!
今回は初回ということなので、簡単に自己紹介をさせてもらい、次回からインターンシップ、ビザ取得、英語のこと、アメリカで仕事をしていく上で大事なことなど、トピックを絞って話していきたいと思います。
野球漬けの中学・高校時代~トレーナーになろうと思ったきっかけ
出身は神奈川県横須賀市。幼いころから野球が好きで、市のリトルリーグで野球を始め、シニアリーグを経て高校でも野球部に在籍しました。 ポジションは主にセカンドとファーストでした。小学校から高校まで10年以上野球をしましたが、 何より野球を通して学んだチームワークの大切さは、後に選手を支える立場で働く者として大いに役立っているように感じます。
そして今の自分の仕事(ストレングス&コンディショニング・コーチ)に繋がるきっかけとなった経験もその10年の間に起こりました。 それは「野球肘」になった経験です。中学時代から違和感があったのですが、私の利き腕となる右肘は、高校時代に手術を要するほど悪化しました。 結局、高校1年の時に手術をし、術後半年近く野球が出来ませんでした。 この時の痛みや野球が出来ない悔しさというのは今でも思い出せるくらい辛いもので、怪我の予防や治療、そして選手をサポートする人たちに 興味を持つきっかけとなりました。
トレーナーになることを夢見てアメリカの大学へ留学
高校卒業間近に父親のアメリカ転勤が決まり、既に野球のトレーナーの勉強をしたいと考えていた私は、 すぐにアメリカの大学進学を決意しました。その後マサチューセッツ州立大学ボストン校に入学、運動生理学を専攻し、 野球部にも所属しました。大学4年間は勉強と野球の両立に必死で、遊ぶ時間はほとんどなかったのですが、野球部では2年連続でチームのキャプテンを任せてもらい、 学部でもそれなりの成績を残せていました。
高校、大学と「勉強とスポーツ」の両立に苦労をしましたが、両方に手を抜かず、一生懸命取り組んできたからこそ、今、好きな職業に就けていると思いますし、「努力した分だけ結果が返ってくる」という自分の座右の銘を手に入れられた気がします。
夢への第一歩 大学在学中のインターンをきっかけにメジャーリーグの世界へ
私は大学4年の時、自らアプローチしてコロラド・ロッキーズのマイナーチーム、AAA/コロラドスプリングス・スカイ・ソックスでストレングス&コンディショニングの インターンをさせてもらいました。 そしてインターンを精一杯がんばったかいがあってか、卒業後もストレングス&コンディショニング・コーチとしてチームに残って働かせてもらいました。
ストレングス&コンディショニング・コーチという仕事は、みなさんには馴染みの薄い職業かと思うので、簡単に説明させてもらいます。 主な仕事は球団に所属している全選手のコンディショニングやトレーニング内容を管理することです。選手の体調や守備位置、試合出場頻度などの情報をもとに、 本人と相談しながら選手に適したトレーニングメニューを作成します。時には一緒にトレーニングすることもあります。
メジャーリーグの球団には通常約200人、ドミニカのアカデミーの選手も含めると250人の選手がいます。 その全選手の個人にあったトレーニング方法を作り上げるために、毎日試行錯誤の繰り返しです。スプリングトレーニング中は、 午後10時に寝て、朝4時には起きる生活をしています。 体調が万全でないとこの仕事は続けられないので、自分なりの体調管理とトレーニングもかかせません。
メジャーリーグ シカゴ・カブスへ移籍
コロラド・ロッキーズのマイナーチームで3年間勤務した後、私はいくつかのマイナーチームでストレングス&コンディショニングを 統括するコーディネーターとして3年間勤務した後、今シーズンよりメジャーリーグ・シカゴ・カブスのビデオ・コーディネーター兼ストレングス・アシスタントとして働いています。 仕事はハードですが、自分の大好きな野球に関わる仕事が出来ているということ、 そして何より1年でも2年でも自分が携わって来た選手が活躍しているのをテレビやニュースで見るのは本当に嬉しい瞬間で、やりがいを感じます。
自分がここまでこられたのは、多くの人の支えと、何事にも一生懸命取り組んだ結果だと思います。皆さんにも、“感謝の気持ち”と“一生懸命”というこの2つの言葉を忘れずにそれぞれの夢に向かって行って欲しいです。
そして、このコラムを通して皆さんの夢を叶えるお手伝いが出来たら光栄です。
次回は私がメジャーリーグで仕事ができるようになったきっかけ、「インターンシップ」について書こうと思います。


